理解増進
会議・シンポジウム等


原子力平和利用と核不拡散・核セキュリティに係る国際フォーラム
−福島原子力事故の教訓をソウル核セキュリティサミットでの議論につなげるために−
結果報告
フォーラムの開催目的

     日本原子力研究開発機構は、核不拡散政策に関する一般社会への理解促進と国際貢献を目的として、毎年、原子力平和利用と核不拡散に係る国際フォーラムを開催し、その時々の今日的な課題に焦点を当てた講演やパネルディスカッションを通じて、原子力平和利用と核不拡散の両立に係る種々の課題や方策について国内外の理解を深めるとともに、我が国及び原子力機構の核不拡散への取り組みを紹介している。

     現在の核不拡散と原子力平和利用を巡る課題の一つは、東京電力株式会社福島第一原子力発電所事故(福島原子力事故)に起因する日本における原子力安全の確保と核セキュリティ対策の強化である。特に核セキュリティについて、2010年4月ワシントンで開催された核セキュリティサミットでは、核物質や原子力施設の管理体制の強化や、今後4年以内の国際的管理体制の確立等を内容とするコミュニケ及び作業計画が採択されたところであり、核セキュリティ対策に係る今後の日本を含む各国の具体的アクションには世界が注目している。

     このような状況を踏まえ、平成23年度の国際フォーラムは、福島原子力事故を契機に米国等から示された原子力発電所の核テロに対する核セキュリティ強化方策と、継続的で健全な原子力の平和利用の発展を実現する観点から、原子力安全と核セキュリティ対策の総合的アプローチ等について議論し、2012年の韓国ソウルにおける核セキュリティサミットに向けたメッセージを発することを目指して開催した。

フォーラムの概要
結果報告
プログラム/配布資料